作家・東峰夫 公式ブログ

東 峰夫 小説家。第33回文學界新人賞受賞、第66回芥川賞受賞。 著書: オキナワの少年(1972) 、ちゅらかあぎ(1976)、大きな鳩の影(1981) 、ママはノースカロライナにいる(2003) 、貧の達人(2004)、『現代の神話シリーズ』執筆中

2017-03-10から1日間の記事一覧

[描く]と[書く]

そのことについて考えるよう、しきりに促されていた。[描く]と[書く]の類比について熟考しなければならない。ぼくに憑いた言霊にそれを督促されているのだ。 描くとは筆や刷毛などでペインティングすることだ。キャンバスや画用紙にペイントするのである…

天空の建設用地

空想をバカにしてはいけない。そんなことをしたら想像力が衰退して、創造力を失ってしまう。心理次元では想像はそのまま創造に結びつくからである。 魂としての青年時代にも、ぼくは飽きるほど夢想したものであった。いうまでもないことだが、青年の夢想には…