(良識というのは、野の知識の草から、良いのを選んで精神土壌の田畑に植えつけ、手塩にかけて改良して作った物=作物である。米や麦や豆がそれに相当する。ゆえに米には篤実という意味があり、麦には誠実という意味があり、豆にも忠実という意味がある。
「そんなのはコジツケだ。米や麦や豆に意味なんかあるものか!」という者がいたら、それこそがヒト科動物であろう。耳目はもっているけど、聞くことも見ることもできない輩だからだ。良識の作物と野山の雑草の識別ができないでは、そうなってしまうのだ)
~ 『奥村にて』真実の成果について(執筆中)より~